ゐぶりのアーティスト・イン・レジデンスは、アーティストの視点と作品を通じて地域の魅力を発見し、発信するプロジェクトです。各地で生まれる化学反応や新たな出会いが、地域をより面白く、魅力的に輝かせます。アーティストのリサーチと創作活動をハブとして、予期せぬ人々やコミュニティが出会い、有機的に関係性が広がります。このプロジェクトを通じて、地域とアーティストが共に成長し、新たな価値やプロジェクトの創出を目指します。
「ゐぶりの」の意味
・北海道南西部にある地方"胆振の"プロジェクトであること
・胆振のゐは、旧字体「為(ため)」の意味をもちます。
地域の、誰かの、自分のためのプロジェクトになる願いを込めています
プロジェクトの狙い
- アーティストの視点や切り口を通じて地域の魅力を発見・発信し、地域をより面白く見せる機会をつくります。
- アーティストが、北海道の多様な地域と関わりながらサイトスペシフィックな制作活動を行うフィールドを提供します。
- 地域プレイヤー同士、地域×アーティスト、アーティスト同士などの関係人口の拡がりを生み出し、地域の関係性を複雑かつ有機的につなげていきます。
活動エリアについて
北海道の南西部、4市7町から構成される振興局である「胆振地域」が舞台となります。
北海道の中でも、全ての産業がある振興局とも言われ、地域特性に多様性があるのが特徴です。
2024年度の参画地域は4地域ですが、将来的に4市7町で同時にアーティスト・イン・レジデンスを
展開することを目指しています。
2024年度参画地域・地域プレイヤー
- 室蘭MURORAN
- 登別NOBORIBETSU
- 白老SHIRAOI
- 苫小牧TOMAKOMAI
一方、測量山は渡り鳥の中継地としてこれまでに200種類もの野鳥が観測されているほか、ハヤブサの繁殖地になってい る。また、室蘭近海はイルカ・クジラなどの海洋哺乳動物に出会える機会もあり、「イルカ・クジラウオッチング」ができる。
昭和初期、食糧増産のために室蘭では農家が豚を飼うようになり室蘭市の輪西では豚精肉とタマネギを竹串に刺し、焼き鳥のように焼いてアマだれと洋がらしで味付けする【室蘭焼き鳥】が郷土料理とされている。
受入団体:Muroran Art Project
室蘭市の抱える人口減少化・少子高齢化、中心市街地活性化などの地域課題の解消に寄与する魅力発見・発信を行うために 結成した団体。2021年から「鉄と光の芸術祭」を市内で開催し、アートによるまちづくりを継続して行なっている。
海と山に囲れて自然豊か。それでいてアクセスも良く新千歳空港からは鉄道、バス、乗用車ともに約1時間、札幌までは鉄路で約1時間と主要都市への移動も容易。北海道でも比較的温暖な地域に位置する登別市は、1日の気温差が小さく、降雪量も少ないので冬の生活に大きな不安はなく、雪景色を楽しみながら、さまざまなウインタースポーツにチャレンジできる環境が整っている。
受入団体:関係人口コミュニティマネージャー 新村のりこ
登別市に移住体験希望者の対応と関係人口創出のためのイベントを企画を担当。
カルルス温泉でのマーケットイベントや音楽会、市街地のブックフェアなど、地域の事業者と協力しながら、登別の外と長を繋ぐ場づくりを実践中。
町内では、たくさんのサークル活動をはじめ、「飛生アートコミュニティ」や芸術祭「ルーツ&アーツしらおい」や屋外写真展など、歴史・文化・芸術が活発に行われいる。
多様な自然環境・自然資源を活用した、漁業、畜産業、鉱業、林業、観光業など産業が多岐にわたり行われているのも地域の特徴である。
受入団体:一般社団法人SHIRAOI PROJECTS
白老の海資源の活用や港の魅力化を切り口にコンテンツづくりや、文化芸術振興のためのプロジェクトへの参画や、短期間のアーティスト・イン・レジデンスの受け入れなどに取り組んでいる。
第二次産業の割合が高く工業のまちであり、製紙業などの素材型産業を主力に発展し、苫小牧港開港後、非鉄金属、自動車産業、化学工業など多様な企業があり、産業港湾都市や北日本の流通拠点に。
市としては苫小牧市民文化芸術振興推進計画に基づき文化・芸術において様々な取組を行っているとともに、文化芸術を担う人材の育成にも取り組んでいる。
受入団体:磯貝村
地域のクリエイターが集まったコミュニティ「磯貝村」。2021年コロナ禍の真っ只中に、地域活性化やまちづくりに取り組む在住者と、Uターンしてきた地元出身者が集い、勉強会や懇親会を行っている。
アーティスト募集概要
応募締め切り:
2024年6月30日(日) 23:59
(応募対象)
・募集人数:4名(苫小牧・白老・登別・室蘭の4エリアに1名ずつ)
・現在活動しているアーティスト(ジャンル・経験年数は問わない/学生も可)
・2024年9月-10月の2ヶ月間(最大60日)、該当地域に滞在し制作活動ができること
(費用)
・日当(2,500円)、リサーチ・制作活動費として10万円、往復交通費として最大5万円を支給
・宿泊・制作場所を用意(地域により条件が違う)
(展示・発表)
・リサーチ及び制作に向けた地域支援
・展示の機会(地域のアートプロジェクト等との連携・連動の可能性あり)
・メディアに向けた露出
・記録集の制作・発行(印刷物の提供)
選考方法
第一次選考
・最低限の書類審査を行います
(本企画の趣旨を理解しているか、これまでの活動内容が企画とマッチするか)
第二次選考(マッチング)
・現地(4地域のいずれか)にて、参画地域メンバーとのマッチングイベントを実施します。(旅費補助あり) 参画地域メンバーとの相性、一緒に取り組みたいと双方が思えるかなど、1泊2日の行程でマッチングします。
協賛・協力団体
協力
DAYS株式会社
株式会社リベル
助成
公益財団法人 福武財団
主催
一般社団法人SHIRAOI PROJECTS